【ブルアカ】ブルーアーカイブ -Blue Archive- ぷにぷに☆9554

888 ：名無しの先生@アフィ転載禁止【レベル:459】 (ﾌﾟｯﾁｮｲ U1v6-I5dI)：2025/07/22(火) 15:22:45.62 ID:Tze9RaBo

>>854
日本は多くが温暖湿潤気候に分類されていて、夏も冬もそれぞれ太平洋、日本海からの季節風が吹いてきます。
また、春と秋には停滞前線(梅雨や秋雨の原因)や移動性高気圧、移動性低気圧(温帯低気圧など)が交互に西から東へとやってきます。従って、日本の多くでは雨が多いです。
ですから、まず「海に囲まれているから」「緯度の位置関係」というのが正解です。しかし、実は日本にも熱帯気候(なんと沖縄ではありません)、やサバナ気候のところがあります。
また、日本でも多雨なところは三重県尾鷲市で年間4000mm程度の雨が降るのに、内陸(盆地)を中心に年間降水量1000mmに満たない地区もあります(東京で1700mm程度です。)。
これは、理由がはっきりしています。一般に日本の地図をよく見ると、本州だけみても、中央に非常に高い山が貫いていることがわかります。
ここに季節風が吹くと、吹いてくる側に一般に大雨(大雪)が降ります。しかし、山を越えると水が十分降水した結果、比較的乾いた風となって吹きこみます。従って、海に面していて、風が吹いてくる季節は、その地区が多雨、山を越えた側は少雨となります。
先ほどの尾鷲市を見てみると、大台ケ原山というまるで下敷きを輪を描くように曲げたかのような形で、巨大な壁のような状態となって雨雲が滞りやすくなることが分かっています。その下にあるのが尾鷲市というわけです。従って、「地質や形状の関係である」ことも正解となります。

ちなみに、湿度は100％というのがありえます。湿度が低い国の多くは、乾いた風が吹き荒れていて、地理的にも平たんなところは湿度が小さくなります。当然砂漠気候のところがこれにもろに該当します。
また、地中海性気候で温暖な理由も、日本の瀬戸内気候とよく似ている理由です(事実この両者は共通点が多いのです)。イギリスが緯度の割に気温が高めなのも、海流(暖流)が原因です。湿度が低い国との共通点は、温度が比較的高く、乾燥して雨が少ないところと言えそうですね。
ですから、意外にも山梨県甲府市などは、雨が少なく、寒暖差が激しいところですが、両側に高度のある山があるため、他の地区よりも乾燥した地区であると言えます。
以上より、日本は海と季節風、四季が明確にわかるという緯度関係、日本列島の形そのものが原因で、比較的多雨な地区が多く、湿度は他国と比べても高いことが多いのです。