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【鳴潮】Wuthering Waves Part661

54 :名無しの漂泊者@転載禁止【レベル:160】 (プッチョイ AIf1-EgLm):2025/05/25(日) 13:40:33.91 ID:ZApwBUVA
>>6
残星組織見習いの頃、上司からの評価を良くしたかったのと、ケミカルな雰囲気が格好いいと
思い込んで理科室の手伝いを良くしていた。
(といってもゴム栓に穴をあけたり、ビーカーを掃除したりする程度)

でも当時の私は、自分がだんだん子供ながら天才的な化学の知識を持つすごい奴だと
勘違いし始め、ある日スカーを無理やり誘って理科室に忍び込んだ。

そこで適当な物質(っつっても多分ふっとう石とか)を指で触りながら
「へえ…クリストフォロもなかなか良い物を仕入れて来るのね。」
とか言ってたり、適当な薬品の入った瓶を傾けて
「ははっ。ちょっと調合の具合がおかしいかな。ま、授業用には十分ね。」
とかほざいてた。

スカーは当然ハァ?って感じ。
それでも私はおかまいなしに「ふん。」とか「ははっ!」とかやってた。
そんで一番奥の戸棚を開けて急に表情を変え、
「!!これは!クリストフォロ!いったい…!なんて物を!何をしようとしてるの!」
って言ってみせた。スカーも驚いて「それそんなヤバイの?」って聞いてきた。

私は「こんなの黒の教科書の挿絵でしかみたことないわ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」って別の瓶を手に取って嗅いだ。
そしたら、それはなんか刺激臭を発する化学物質だったらしく、
(手であおいで嗅がなきゃいけない奴)直嗅ぎした私は
「エンッ!!!」って叫んで目から血を勢いよく噴出しながら倒れ、スカーに保健室に運ばれた。

私は助かったが、どうやらスカーが変な勘違いをしたらしく、
「××(私の本名)は黒の教科書に乗ってる毒物に感染したんです!!」ってふれまわっていた。

それ以来私のあだ名は毒物さんになった。当然もう理科室に行く事は無くなった

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