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【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク 1969曲目

856 :名無しのとうふさん (神奈川 Q3z1-6f/U) (V):2025/02/20(木) 21:18:10.35 ID:WAie+yoA
「ペタ……ペタ……。窓の方から聞こえるその音がどうしても気になった私は、嫌な予感がしつつも、恐る恐るカーテンに手を伸ばしました」
「そっとカーテンを開くと……その窓は、ただ夜の暗闇を映すばかりで、特に変わったところは見当たりません」
「『よかった……何ともない』私は、自分に言い聞かせるように呟きましたが……それでも不安は残りました」
「ですが、先ほどから気になっていた音はもう聞こえてはこなかったので、私はそれ以上何かを確かめる気にはなれませんでした」
「窓を伝ってきた夜闇の冷気が顔に当たり、不快に思った私は、すぐさまカーテンを閉めようとしましたが、その時……気づいてしまったのです」
「窓の外が……街灯の明かりひとつすらない、真っ暗闇なことに……」

(望月さん、声の演技がさらに上手くなってる……。声の震えもすごくリアルだし、まるで本当に体験したことを話してるみたい……。いつの間にこんな……)

「今にして思えば、おかしかったと気がつくはずですが、あの時の私は違いました。窓の外が真っ暗なのは、部屋が明るいせいだと、そう思ったのです……」
「そこで私は、部屋の電気を全て消してみることにしました……。なぜそうしたのかは、今でもわかりません……」
「外の、街の明かりを見て、安心したかったのかもしれませんし……この時、すでに正気を失っていたのかも……」
「そして、電気を消し終え……もう一度、窓の方に振り返ると……私は、み……見て……しまったのです……」

(ここで効果音とともにスクリーンを切り替えて……それと同時に望月さんが悲鳴を上げる……!)

「——ひゃああああ!!!!」
「……わたっ……わたしは……あの時に、自分がしたことを、今でも……っ、後悔しています……。ひぐっ……あんなこと……するんじゃ……するんじゃなかったと……!」


「望月さん。最後の方、気持ちが入りすぎちゃってたから、本番ではもう少し抑えてできるといいかも」
「なんで怪談なのぉ……!!」

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