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【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク 1966曲目

816 :名無しのとうふさん 🐔 (神奈川 cc0v-AuRI) (V):2025/02/16(日) 03:44:43.95 ID:djRYADHU
「——朝比奈さん!」
「……っ! 天馬さん……でしたか。本当にびっくりした……」
「おお……すまん。見知った顔が見えたので、咄嗟に声をかけてしまった。しかし、そこまで驚かれるとは……何か考え事か?」
「(何を……考えてたんだっけ……)えっと……人類の在り方について……かな?」
「ほう、なかなかに深いテーマだ……。是非とも意見を交わしたいところだが……聡明な朝比奈さんのことだ。オレの助けがなくとも、きっと答えに辿り着いてしまうことだろう」
「買い被りすぎです。いくら考えても、答えが出ないことだってありますから……」
「なるほどな……。今日の我が家の夕飯と全く同じ状況、というわけか……」
「(全く同じではないと思うけど……)天馬さんは、夕飯のメニューについて悩まれているんですね」
「ああ、実は……今日の買い出しを任される代わりに、夕飯のメニューをオレが決めていいと言われてな。何とか二択まで絞り込めたのだが、カレーにすべきか、ハンバーグにすべきか……その答えを未だ出せずにいる。……というわけだ」
「それは……確かに、悩ましいかもしれません」
「そうだろう!?」
「(私も……そんなどうでもいいことで悩めたら、きっと楽なんだろうな……)」
「……っと、話しているうちに店に着いてしまったか」
「私もここです」
「なに!? 同じ場所を目指していたとは……。であれば、朝比奈さんの買い物の邪魔になる前に、オレは失礼するとしよう」
「天馬さん——(この人に会ってから……ずっと、胸の辺りが落ち着かない)」

(理由はわからないけど……もう少し一緒にいたら、もしかしたら……)

「一緒に行きませんか? 二人で夕飯の相談ができたら、決まるのも早いと思います」
「それはッ! 非常に、助かる!!」
「こ、声が……(『声』だ……)」


「まふゆ。何か、いいことでもあった?」
「……どうして、奏はそう思ったの?」
「なんだか、表情がすっきりして見えたから」
「そうかな……。……そうかも。たぶん、ハンバーグが上手く作れたからだと思う」
「そうだね、味もすごくいいし。カレー粉で味付けしたハンバーグって今まで食べたことなかったけど、これもまふゆが思いついたの?」
「どっちだったかな……」

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