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【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク 1960曲目

421 :名無しのとうふさん 🐤 (神奈川 2OwD-ACUY) (V):2025/02/07(金) 15:22:02.48 ID:D5zHIr5Q
ハンカチの刺繍……これで、予定してた分は終わったかな。
…………図書室、静かだな……。

「——ねえ、誰にチョコ渡すの? 神高に好きな男子いるって言ってたよね?」
「声大きいよ……。他に人にも聞こえちゃう……」
「クラスの人いないから大丈夫だって」
「でも……」

……うちの学校にも、男子にプレゼント渡す人いるんだ。
神高か……文化祭の時に、ニーゴのみんなで行ったっけ。
私が知ってる男子といえば、変わった人しか思い浮かばないけど。特にあの……。
…………今は考えないでおこう。想像しただけで耳が痛くなってくる気がする。
下校のチャイムが鳴るまで勉強でもしようかな。
刺繍、思ったより早く終わってよかった。
失敗した時のために買っておいた予備のハンカチも、結局使わずに済んで……。


「望月さん、喜んでくれてよかったね」
「そうだね」
「まふゆが用意したハンカチは、これで全部渡し終わったことになるのかな」
「うん……」
「その、手に持ってるのは……? それも誰かに渡すの? まだ包んでないみたいだけど……」
「……ハンカチと糸が余ったから、作ってみた。奏が使っていいよ」
「この刺繍……星マークだね。これも誰かをイメージして作ったの?」
「別に、誰ってわけじゃないけど……その形が頭に浮かんだから」
「そっか。でも、わたしのはもう貰ってるし……。それに……わたしが使うには、もったいない気がするな」
「どうして、そう思うの?」
「このハンカチも、わたしが貰ったものと同じくらい、綺麗に刺繍されてるから……きっと、気持ちがこもってるんだろうなって。それがどんな気持ちかは、まふゆ自身もまだ気づいてないのかもしれないけど」
「それは…………。……たぶん、考えすぎだと思う」
「まあ……そうかもね」

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