【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク 1960曲目

108 ：名無しのとうふさん 🐤 (ﾌﾞｲﾛｸ YIxT-ACUY) (V)：2025/02/06(木) 22:19:44.44 ID:tfpHsPPw

必要な物は買えたし、早く家に帰って作曲の続きを……ん？
あの後ろ姿は……まふゆ？　この時間は学校にいるはずなのに、制服着たままどこに向かってるんだろう。
もしかして、学校で何かあった……？

「まふゆ——」
「あら、宵崎さん。お久しぶりね」
「の、お母さん……っ」
「どうかしたの？　そんなに驚いた顔をして。ふふ……もしかして、娘と間違えたかしら？　だとしたら、後ろ姿だけでも若く見られて嬉しいわ」
「どうして、そんな格好を……髪型まで……」

でも、よく見たらまふゆの学校の制服じゃない。
そういえば、こういう制服風のコーディネートがあるって天馬さんが教えてくれたっけ……。

「そんな格好、ね……。まふゆのことをもっと理解するためにしてみたのだけど、この丈の短いスカートも……歳不相応だったわね」
「あ、いえ……そういうつもりで言ったわけじゃ……。ちゃんと、似合ってると思います。スタイルもいいですし……」

あれ……どうしてわたし、こんなこと言ってるんだろう……。
この人に、まふゆのことは理解できない。
一度はそう思って、強い言葉も使って拒絶したはずなのに……。
なんでかな……わたしはこの人を、『救いたい』って、そう思ってる……。

「ありがとう、宵崎さん。夫は褒めてはくれなかったから……。こんなやつれたおばさん、まふゆだって、もう母親と思いたくないでしょうね……」
「……わたしに当てがあります。電話してみるので、少し待ってもらっていいですか？　きっと、あなたを輝かせてくれると思います」

『コーディネートですか？　いいですよ！　え、あ……朝比奈先輩の……お母さん……！？　えっと……それは、あの……う〜ん……』