【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク 1874曲目

343 ：名無しのとうふさん (ｾﾞｸﾚｼ MwOj-kUrX) (a)：2024/09/02(月) 01:39:51.36 ID:nlGkYRmc

「こら宵崎さん！捨てまふゆなんか拾ってきてもウチでは飼えません！元の場所に返してきてください！」
「で、でもお望月さん…まふゆ公園には帰りたくないって…」
「でもじゃありません！まふゆが喋るはずないじゃないですか！」
「でもっ！本当に！あ、まふゆ！逃げちゃった！」


──公園
「あれ？こんなところに段ボール？わわっ！中に捨てまふゆがいる……かわいそう……」
「おいえむ、野良まふゆは汚えから近づくな。それに凶暴かもしれねえぞ」
「でもでもお兄ちゃん！この子かわいそうだよ！連れて帰ってあげようよ！」
「えむ、よく考えろ。そりゃあ俺たちは金持ちで、まふゆの一人や二人…100人は余裕で養える。だが、一人拾ったらお前はこれから捨てまふゆを見つけるたびに連れて帰らねえといけなくなるぞ？そうすると世話も大変になる」
「あたし何人でも拾うよ！お世話だってあたしが全部するもん！」
「よし、よく言った。金ならあるしな。それじゃあこの捨てまふゆを連れて帰るか」
「うん！ありがとうお兄ちゃん！」

こうしてお金持ちの家に拾われたまふゆは、何不自由なく楽しい人生を過ごしました。でもふとした時に、最初に拾ってくれたあの女の子の事を思い出すのです。懐かしい記憶。あの子は野良の私より臭かったなあ。