【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク 1827曲目

465 ：名無しのとうふさん 🐣 (神奈川 2fmC-w1e7)：2024/05/28(火) 00:12:39.98 ID:UZyW+fDQ

「青柳くんは、私のことどう思ってる？」
「どう思って……」
「難しく考えないで、思ったことを素直に答えてほしいな」
「そうか、であれば……桐谷さんは、良き友人だと思う」
「良き友人かぁ……。ふふっ。そのまっすぐな答え方、青柳くんらしくて好きだな」
「ちゃんと答えになっていただろうか」
「うん。それを聞いて、改めて覚悟ができたから。大事な話がしたいって、私が言ったの覚えてる？」
「ああ——」

『桐谷遥が？』
『そうだ。俺と大事な話がしたい、と』
『んじゃお前、そろそろ告白でもされんじゃねえのか』
『告白……！？　それはもしや、小説の中などに存在する……』
『現実には存在しねえと思ってたのかよ』

「……覚えている」
「その話を、今からするね。さっき、青柳くんは私のこと、良き友人だって言ってくれたよね。私も同じ気持ちだから、嬉しかった。でもね、私は……青柳くんとなら、それ以上の関係になれるんじゃないかって思うんだ」
「（やはり、これは……）」
「こんな気持ちになるなんて自分でも思ってなくて、まだ少し戸惑ってる部分もあるんだけど……この気持ちは絶対に本物だから」
「（本当に——）」
「だから、私と……トレーニングメイトになってください！」
「……トレーニングメイト……？」
「わかりにくかったかな？　一緒に体を鍛えようってことが言いたかったんだけど」
「なるほど……（なぜだろう。予想していた言葉とは違ったが、そのことに俺は安堵してしまっている。それ相応の覚悟や自信が、俺にはなかったということだろうか……）」
「駄目……ですか？」
「いいや。そういうことであれば、喜んで引き受けよう」
「……っ！　やった！　ありがとう、青柳くん。そうだ、これからは『冬弥くん』って、呼ばせてもらってもいいかな？」
「好きに呼んでくれて構わない」
「わかった。それと、私のことも『遥』でいいよ。トレーニングメイトだから、ね」
「そうか……では、遥さん、と」
「うん。これからよろしくね。冬弥くん」
「よろしく頼む。しかし、具体的には何を……？」
「まずは、お互いのフィジカルについて確かめ合っておきたいから、二人きりになれる場所に行きたいんだけど……今からでも大丈夫？」
「大丈夫だが……それは、ここではできないのか？」
「えっ……こ、ここで？　外でするのはちょっと……かなりプライベートなことだから……」
「す、すまない！　つい不躾なことを……」

（俺は一体、何を引き受けてしまったんだ……！？　こうなる前に、もっと彰人に話を聞いておけば……！）

「——じゃあ、よかったらうちに来ない？　良いヘルスメーターがあるんだ」

（た、助けてくれ……！　彰人……！）