【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク 1821曲目

905 ：名無しのとうふさん🎉5/17は司birthday!🎉 🥚 (神奈川 M08t-A5qB)：2024/05/17(金) 05:43:00.53 ID:VELIE2eE

「ただいま帰ったぞ！　まふゆ！」
「おかえり、司くん」
「何か変わったことはあったか？」
「……今日、鳳さんから荷物が届いてた。誕生日のプレゼントだって」
「おお！　えむからか！　しばらく会っていないのに、誕生日は覚えていてくれたんだな」
「そうみたいだね。だから捨てておいたよ」
「なっ！？　なぜ……」
「嘘、だよね。しばらく会ってないなんて。鳳さんとはもう二人きりで会わないって約束したのに……」
「いや、待て待て……どういう話の流れなんだ」
「はぐらかさなくていいよ。鳳さんが書いた手紙に書いてあったから。この前は楽しかったとか、早くまた会いたいとか……私が読まないとでも思ったのかな」
「そうか……。それについては確かにオレが悪い……。それに、お前に黙って会っていたことも謝る。本当にすまん。だが、あいつもつらい状況なんだ。オレにできることはしてやりたかった……本当にそれだけだ」
「それだけってなに？　やることやっておいてそれだけで済ますんだ」
「……何が言いたい。オレが何をしたというんだ。勝手な想像をするんじゃない」
「あの手紙を読んだら誰だって……あ、司くんは読んでないからわからないんだったね」
「ああ、読んでいないし、そのプレゼントもお前が勝手に開けて捨ててしまったからな。で、中身は何だったんだ？」
「味のしないケーキ」
「もうお前とはやってられん！！」

「——お父さん、うるさい……」
「うおっ……すまん、みゆき。起こしてしまったか」
「またショーの練習してたの？」
「そうだぞ。うるさくして悪かったな」
「いつものことでしょ。あ、今日ね、知らない人からケーキ届いたの。お母さんと二人で食べたけど、お父さんのもあるから食べていいよ」
「……？　だが、さっきは……」
「それとね、お誕生日ケーキも！　お母さんと一緒に美味しそうなの選んできた！」
「そうか……そうか……っ！」


「みゆきは寝たのか？」
「うん」
「さっきは怒鳴って悪かった……」
「別にいいよ」
「いや、それよりもえむのことだよな。オレも考えなしだった……」
「鳳さんの話はもう聞きたくない」
「すまん……」
「……司くん。言い忘れてたんだけど」
「なんだ？」
「……おめでとう」
「ああ、ありが——」
「二人目が出来たよ」