【ブルアカ】ブルーアーカイブ -Blue Archive- ぷにぷに☆9046

998 ：名無しの先生@アフィ転載禁止【レベル:111】 (ﾌﾟｯﾁｮｲ o5Iu-osBD)：2025/06/13(金) 08:35:12.90 ID:KZKvajPs

ボビーは苦しんでいた……。リーク疑惑が浮上して以来、誹謗中傷は止まることなく続き、ボビコラも増え続けている。

静かな空間にいると、「ボォビィ🥰」という声が周りから響いてくるようだった。
気が狂いそうだ、いやもうとっくに狂っているのか？

現実逃避のため、何かゲームはないかと探していると、「鳴潮」というゲームがふと目に止まった。最近巷で流行っていて、あのねるめろもプレイしているらしい。少しでも気晴らしになれば、それでいい。そう思いながらゲームをインストールし、起動すると、ちょうどロココという少女がピックアップされていた。

試しに触ってみるか――。そうしてお試しプレイをしていると、画面から少女の声が聞こえてきた。

「イエス and 詮索はしないよ🙂」

詮索はしない。その言葉を聞いた瞬間、気づけば涙が頬を伝っていた。

ボビーは目をこすりながら、思わず笑ってしまった。

「……詮索はしない、か」

あまりにも沁みる言葉だった。

あの日からずっと、「撃破縄ロック」「360」──そんな言葉が脳裏を離れない。配信を開けば、「ボビーリーク見た？」「声汚なっ」といったコメントが飛び交い、どこへ行ってもボビコラが増え続ける。何を言っても無駄だった。

だが、ロココは違う。

「詮索はしない」

そう言ってくれた。その一言が、どれほど欲しかったか。

誰も信じてくれなくなった世界で、ロココだけは何も聞かず、ただそこにいてくれた。

そっと窓を開けると、澄んだ空が広がる。
耳元をかすめる静かな風の音が、まるで初めて触れるように優しく響いていた。🥰🍃